自分は何処?

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自分は何処?

最近、グラデーションという言葉をよく聞く。
「もの」や「こと」をある条件について並べるとグラデーションができる。

子供たちが集まっているところで、背の順に並んでもらうと、そこに背丈のグラデーションができる。体重の順に並んでもらっても、体重のグラデーションができる。こうしてみると、全てのものにグラデーションがある。

書店に行ってみると、様々なサイズの本が並んでいる。版のサイズに従って並べてみると、そこにグラデーションができる。文学書のコーナーに行ってみると、様々な長さの小説がある。小説を字数について並べてみると、やはりグラデーションができる。

性についてさえ、グラデーションが存在することが報告されている。厳密に言うと、どこからどこまでが男で、どこからどこまでが女か、分けることができない。

「もの」や「こと」は多種多様であるが、それをある条件について並べてみると、そこにグラデーションができる。

考え方や欲望についても、同じようにグラデーションができる。そして、自分はそのグラデーションのある特定のところで生きており、これから別の何処かで生きようとしている。

自分がしたいこと。自分が欲しいもの。様々な希望や欲望を持って生きているが、自分はそれらをグラデーションの何処で実現しようとしているのだろうか。その位置をしっかり見直すことで、これからの自分の生き方が決まってくる。

グラデーションの平均的な位置でいいのか。何かについてトップにいたいのか。別に位置なんかどうでもいいのか。それによって努力の仕方が変わってくる。大げさに言えば、生き方が変わってくる。

何かをしようとするとき、グラデーションのどの辺を目標にするかによって、やり方が決まってくる。大げさに言えば、グラデーションの位置決めが、人生のあり方を決める。