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スケールシフト学と言う学問がある。前岩手大学学長岩渕 明先生の提案である。「立ち位置を少し変えてみる(スケールシフトする)だけで見えてくるものが違ってきて、それに対する考え方も変わり、それにより別の最適解が得られる場合が生じる。現象を詳細に解析すれば、評価する最適スケールが明らかになり、それが存在すれば、それを決定する原理も存在するであろう。このような学問的アプローチを「スケールシフト学」」として提案されている。
学問的なことはさておき、スケールシフトは、日常生活でも効果的な方法であろうという気がしている。ひらったく言うと、ちょっと脇に立って、そこから物事を眺めてみると言うことであろう。
自分の立ち位置を大きく変えることは、人生観を変えるようなものであるから、それほど簡単なことではないが、ほんの少しだけ変えることならできるかもしれない。日常生活では、立ち位置の微修正が有効かも知れないと思い、やってみた。
連れを見る見方を、ほんの少し変えてみた。今までは、恋愛して、一緒になって、二人で働いて、子育てして、お互いにまあまあの人生だったと思ってきたが、そしてこんなものだと思ってきたが、ほんの少し立ち位置をずらして、こんな自分に連れ添って良かったのか、もっと良い人生があったのではないか、と言う視点に立ってみた。
それだけで、見える姿が変わった。連れにはもっともっと満ち足りた、素晴らしい人生があったかも知れない。ぱっとしない人生を、当たり前と思い込ませたかも知れない。そう、思った。
自己主張が強くて腹立たしく思ったことも多々あったが、生涯を十分なものにしてやれていなかったとしたら、腹なんか立てられた義理ではない。
ほんの少し動いて、そこから見てみた。それだけのことであったが、見える景色が、反対になった。これから先、どんな最適解が残されているのか。
昨日の立ち位置から少し動いて、今日の立ち位置を創ってみるつもり。
スケールシフトの目で自分を見ると、もっといい人生ができるかも。
ふと、そう思った。
